2007年12月26日水曜日

ロゴの作成

実は今、会社のロゴを刷新しようと考えていて、電車などに乗ってて何も出来ない時間は「あーでもない、こーでもない」と頭をひねっています。
そんな中、ジラッファさんが「giraffa labs」でロゴ製作の流れをとても丁寧な内容で公開されているのを見つけました。
http://giraffa.heteml.jp/wordpress/2007/11/28/design/92

こういう「過程」が公開されるのは非常に有益ですね。
参考にしてみよう。

2007年12月22日土曜日

エンタープライズ・マッシュアップ

「マッシュアップ」というキーワード、ボクはこのキーワードが大好き。
でも、無理はしないでほしい。

マッシュアップが「システムの断絶」を解消する

エンタープライズ・マッシュアップ。なんだそりゃ。
言葉としては随分と以前から存在していることは、ググると明らか。
しっかし、SOAやらSaaSやらと、何が違うんだろう。結局、言いたいこと、やりたいことは方向性として全部同じなんだろうけど。
それが内部サービスの組み合わせなのか、外部のサービスも含めた組み合わせなのか、というとことが違うだけで。

で、ボクが「無理はしないでほしい」というのは、「エンタープライズ」という言葉がつくとセキュリティやシステムトラブルの際、必ず「責任分解点はどこか?」という問題が出てくるから。
AというサービスとBというサービスをCというエンタープライズマッシュアップのフレームワーク(?)で構築してそれを利用している際、セキュリティ上の問題やトラブルが発生した際に「何が悪いのか」を簡単には特定しにくくなる。
Aが悪いのか、Bが悪いのか、Cが悪いのか、AとCの組み合わせが悪いのか、BとCの・・・
最初にきちんと想定されるリスクとその責任分解点を把握し、それをサービス提供者、利用者などのステークホルダーが互いにグリップできていなければ、こんな話になるのが目に見えている。

ボク個人の感覚としては、マッシュアップはもっと気軽に扱われるべきで、「エンタープライズ」なんて言葉はつけなくていいと思っている。
「あれとあれ、組み合わせたらちょっと便利そう」ぐらいの語感を保った言葉であり続けてほしい。
#ここで、サラっと「こんな感じ」ってサンプルをJavaWebStartとかで見せれると、このエントリーにも説得力が出るんだけどなぁ…(:_;)
作りたいと思いつつ、企画がFixせず放置しっぱなし。


さてこのマッシュアップ、技術的な観点から見ると「サーバ側で組み合わせてクライアントへ提供する」というのが常識のようだけど、クライアント上で組み合わせてもいいと思う。
というか、利用しているサービスがクライアントで動いていようがサーバで動いていようが、それがどこで組み合わさっていようが関係ない(気にしない)環境が良い。
そしてこれをやろうと思うと、前述のように「エンタープライズ」という冠は重過ぎる。

最初に紹介した記事で、「電子メールを中心に」というのは大いに納得した内容だが、そこからさらにユーザが繋ぎたい基幹システムを選んで利用できるかというと、そこはまだクリアすべき課題が山積み。
いずれ技術的に、あるいはビジネスの仕組み的に解決されるときは来るだろうけど。

最近気になっているニュース等

最近気になっているAdobeさんのニュースを付箋代わりにペタっと。

"Enterprise RIA"を推進するアドビのオープンソース戦略

やっぱり新しい技術や概念の裾野を広げるには、オープンソース戦略というのが効果的なんだろう。
「まずは無料で気軽に触ってみることができる」というのは、今や常識。
そろそろウチも真剣に取り組まねば。

伝統的なソフトよりも、SaaSの方が優れている

SaaSのUI部分として普通にAIRなどのRIAを取り上げているところ(Webブラウザに拘るわけではなく、という意味)が非常に共感できる。
なんでもかんでもWebブラウザで、ってなると、最終形は「Webブラウザの中でOSが動いている」という状態までいくんじゃないかと。そうすると、OSの役割はなんだ?とかブラウザOSの中でMDI的にWebブラウザが動いたりするのか?とか本末転倒な混乱をしそうでオモシロイ(笑)。


あ。「AIR」って「RIA」の逆さ読みなのか・・・今気付いた(--;

それにしてもWebブラウザ上で利用できるPhotoshop(Photoshop Express:開発中)ってスゴイ。完成したら是非とも触ってみたい。

2007年12月17日月曜日

オープンソース周辺ビジネスに一つの答え?

このブログでも物議を醸した(ウケは良かったけど削除に追い込まれた)ワイズノット社が、民事再生手続を開始しました。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071214/289568/

思ったよりは長持ちしましたが、とりあえず一区切り付きましたね。

さて、このニュースは世間にどう映るのでしょうか。
ちなみにここで言う「世間」とは、ワイズノットの他多くの企業が活動を行う企業社会とでも言いましょうか。大雑把に括ってIT業界、およびITを活用する企業の集合である産業界というのをイメージしています。

ワイズノットは、HPによると「オープンソースに専門特化し、先駆者となってきた」というのが売りだそうですが、IT業界には当然そう映っていないことは置いておいて、いわゆるITを活用しようとしているユーザ企業からすると、コストメリットが高く機能的にもビジネスに耐えうるようになってきた流行の「オープンソース企業」と映っているのではないかと思います。

そしてこのニュースを受け、その「オープンソース専門特化企業」が民事再生手続開始しちゃったんだから、見え方としては「オープンソースってビジネスとしてはダメじゃん、オープンソースはやっぱり安心できない」という判断を生んでしまうのではないかと思います。

上記のようなユーザ企業の方がいらっしゃったら、まずはここでその誤解を解かなければいけません。

まず、「オープンソース企業」と一口に言っても、開発している立場なのか、使っている立場なのかで大きく異なります。

ワイズノットは典型的な後者、つまり世にリリースされているOSSという英知を利用して、システム開発をする会社です。

前者の企業は、例えば先日このブログでも出しましたが「SugarCRM」をリリースしているケアブレインズ社。ここは、米国のOSS「SugarCRM」の日本のリセラーという立場ではありますが、社長がSugarCRMプロジェクトのボードメンバーとして参加しており中心にいること、さらにコミュニティを運営しつつ、開発も進めていることから、OSSを開発・リリースしている企業と言えます。

通常、オープンソース企業というと(ボクの感覚では)このケアブレイズ社のような前者を指しており、「あるOSSプロジェクトへのコミッタあるいはボードメンバーが中心にいて、そのOSSを中心にビジネスモデルを描いている企業」と言えます。(ここはボクの持論につき異論も出そうなので、是非コメントをお願いします)

この定義でいくとすると、ワイズノットさんはいわゆる普通の受託開発会社さんなんですが、商材としてオープンソースを使っていたので「オープンソース企業」と名乗ってる(た)んですね。(同社でOSSとして有名な人というと、masuidriveさんぐらいじゃないでしょうか。)

この両社にはビジネス面でも技術面でも大きな違いがあるんですが、それをごちゃ混ぜにして「オープンソースは不安だ」と一般企業の方々に勘違いされてしまうのではないかと、ボクは非常に危惧しているわけです。

特にビジネス面の違いを挙げるとすると、例として挙げているケアブレインズ社の場合は、元々コンサルティング会社なので「SugarCRMそのもの」をライセンシングして利益を出すというよりは、SugarCRMをベースに付加価値としてコンサルティングサービスを提供することをビジネスモデルとしています。

これに対してワイズノットは、(これ以降かなりの推論です)いろいろなOSSを担ぎ出してきてサービスメニュー化してはいますが、結局システム開発を受託してその内容に合うOSSを使って開発している形となるので、ビジネスモデルはあくまで「受託開発」。
そして、OSSオンリーの受託開発、特に技術力のない企業がやろうとするとサポートメニュー等をよほどしっかり立てない限りは利が出ない分野ですので、どちらかと言うと利益が手堅い派遣業にシフトしていき(ワイズノットの社長さんはもともとリクルートHRの方なんで、最初からそれを狙っていたのかもしれませんが)、とにかく大量に人を雇って派遣する、というスタイルになっていったわけです。で、大量に人を雇うのはいいけど、採用コストはそれだけかかるし、しかも専門職なので教育コストもかかります。そうこうしているうちに、今回の事態となってしまった。

つまり、今回のニュースの受け止め方としては「オープンソースビジネスで失敗した」のではなくて、「受託&人材派遣業で失敗した」と見るのが正しいわけです。


とりあえず、今回のニュースは業界全体にとっては(個人的に)とても良いことだと思います。

2007年12月16日日曜日

JavaFXでHello GUI

JavaFXの続き。
Hello Worldは書けたので、次のステップへ。
とりあえずCodeZineで初心者に優しそうなページを見つけたので、そのまんまトライ。
http://codezine.jp/a/article/aid/1448.aspx?p=1

おぉ、図形描画も簡単だ。


画像ファイルの描画もすげー簡単だ。



やっぱり、Swingよりも全然ラク。
文法に慣れるのに時間がかかりそうだけど、
慣れてしまえば断然コッチの方が良さそう。

あと、バインドはやっぱり便利!
モデルクラスの属性をイジったら、バインドしている部品に自動的に反映されるんで、想像するまでもなく画面系の開発が相当ラクになりそうです。

さて、次はJavaFXサイトで紹介されているデモのようなものを…。

さて、何か面白くて実用的なものでも作ってみようかな。

2007年12月13日木曜日

ubuntu 7.10 desktopをVMWareで

このところ大人気のubuntuをisoイメージで落としてきてCDに焼いたので、VMwareにインストールしてみようとトライ。
以前からもっていたVMware 4.0.5に入れようとしたところ、インストーラでKernel Panic。
実は以前からSUSEやCentやTurboをVMwareに入れようとトライしているが、毎度インストーラでKernel panicになって全然インストールできない。
【追記】調べたところ、Kernel 2.6のサポートはVMware 4.5 laterだった…。

そこで、ubuntuのHP記載内容に素直に従って、最新のVMware Playerをインストールすることに。
ubuntuの最新7.10は、HTTPではtorrentファイルしか配布していない。

torrent。恥ずかしながら、今回初めて知りました。いかんせん、P2Pソフト等は一切利用しない主義なもので。
しかし背に腹はかえられぬ。BitTorrentをダウンロード、インストールして、BitTorrentでzipをゲット。


めでたくzipをゲット完了。


以下は、ubuntuのHPに書いてある情報に、ボクが実際にやった時のキャプチャをつけただけなんであんまり役には立たないと思いますが、こんな感じなんだ、とイメージしたい方向けに。

zipを解凍。さすがに解凍には結構な時間がかかる。
解凍が終わったら、VMware用の「vmx」ファイルがあるのを確認。


VMware Playerを起動!


「開く」で、先ほどのvmxを指定。


VMwareの起動ロゴが表示され、しばらくするとubuntuの起動画面が表示される。


まずはセットアップ画面が表示される。キーボードやタイムゾーンなど、通常のLinuxインストールとほとんど同じ。ユーザー情報を入力した後、やたら長いこと待たされるが、あせらずじっくり待つ。


仕切りなおしたように画面が再表示され、ubuntuのログイン画面が表示される。


先ほど作成したユーザでログイン。ネットワーク設定も済んでおり、FireFoxでいきなりネットサーフィンできちゃいました。そして、意外とサクサク動きます。



とりあえず、ようやくLinux Desktop環境が出来たので、これでいろいろとまた試す土壌ができた。
ふぅ、長かった…。

【追記】
画像が見事に切れて表示されてますね…。
とりあえず雰囲気はわかっていただけると思うので、そのままにしておきます。

2007年12月12日水曜日

SI企業の研究開発部門がやるべきことは?

昨日、Linuxコンソーシアム サービス部会のセミナーが終わった後、同部会のリーダーである日立システムアンドサービスの吉田さん、およびコンソーシアム事務局長の3人で飲んだ。

吉田さんは、ボクが今身近にいる諸先輩の中で(勝手に)一番注目している方。
そんな吉田さんから非常に興味深い話を伺った。

「プロダクトを持っている企業の研究開発部門がやるべきことは当然わかりきっている。では、SI企業の研究開発部門は、どんな姿勢で何をやるべきか?」

そういったことを習いに、会社のメンバーを連れて他の企業に勉強しにいったりしている。
結論的には、ソフトウェア工学だとか、いかに効率よく開発するか(開発生産性をあげるか)といったことになるとのこと。簡単にしか聞けなかったけど、もう少し掘り下げて聞いてみたい内容だと思った。

そして、このテーマの設定の仕方が、すごく感覚が優れているな、と感嘆した。

他にも、たくさんの有意義な情報に触れさせてもらえた。
あらためて、情報を発信する人のところに情報が集まる、ということを実感できた非常に良い飲み会だった。

2007年12月11日火曜日

今さらながらLinuxコンソーシアムDay発表内容

今さらですが、先月22日に開催されたLinuxコンソーシアムDayで、ボクがリッチクライアント部会プレゼンで使用した資料を公開します(一部手直し)。

ほんと今さらですいません。
発表用資料(PDF)

2007年12月8日土曜日

JavaRebel

ZDNetのニュースで「JavaRebel」というツールが紹介されている。
Javaで動的なローディングを実現する「JavaRebel 1.0」:記念アニメも公開

記事によると、
「JavaRabelを利用すると、新しいメソッドやフィールドを含めたJavaクラスへの変更を、再デプロイ、再起動することなく、リアルタイムにリロード可能である。また、スタンドアロンのJavaアプリケーションを再起動することなく、クラスへの変更を反映することが可能だ。」
とのこと。

ムム。これは「IdbA」の特徴的機能とモロにかぶるのでは…?

と思いましたが、デモンストレーションのムービーを見ていると、Tomcatを使ったWebアプリでの使用例が紹介されていて、Javaコードの編集内容が即座に実行環境に反映されるってことで、やっぱり「IdbA」とは明確に異なるようです。
IdbAは、アイコン化された機能をユーザが選択できて、手元でインスタンス化できるので、レイヤーが違うようです。そもそも、製品コンセプトが違うんだろうけど。
記念公開されたクールなアニメを見ていても、やはりWebアプリ実行環境での利用シーン(Deploy時間の短縮)がターゲットなのかな?


試用版があるみたいなので、ちょっと試してみよう。
(時間があれば・・・!)

2007年12月7日金曜日

JavaFX で Hello World!

ようやく、JavaFXを触る時間を作ることができました。
というか、いつまでたっても触れないから、仕事そっちのけです。


とりあえず、実行するためにJavaFXをダウンロード。
[OpenJFX]
https://openjfx.dev.java.net/ja/

上記ページで「ダウンロード」>「tar.gz or zip」と進み、
お目当てのzipをゲット。

展開した中の「trunk」フォルダを学習用のソース置き場として
HelloWorld作成開始。

[HelloWorld.fx]--------------------------------------

import javafx.ui.Frame;
import javafx.ui.Label;

import java.lang.System;

Frame{
title: "Hello, World!"
width: 160
height: 80

onClose: operation(){
System.exit(0);
}

content: Label{
text: "<html><h2>Hello, World!</h2></html>"
}

visible: true
}
----------------------------------------------------


HelloWorld.fx というファイル名で保存したら、
コマンドプロンプトで「trunk」へ移動して、実行。

java -cp lib\*; net.java.javafx.FXShell HelloWorld

おぉ、なんか出てきた!
RIAとはとても呼べないシロモノが!(笑)

まぁ、HelloWorldでRIAっぷりをいきなり表現するのも
大変ですが。


とりあえず、既に公開されているNetBeans等IDEのプラグインは
使わずに作ってみました。
(いきなりIDEとか使うと、根本の仕組みが理解できなくて
 逆にハマる、という信念のため)

NetBeansやEclipseのプラグインが出ていますが、
調べると「JFX Builder」という、そのものズバリなものも
ありそうです。

[JFX Builder]
http://www.reportmill.com/jfx/


とりあえず今日はここまで。
IdbAのUI構築用にもっていくまでは、まだ時間がかかるか…。

雑感としては、Appolo(現AIR)で「こんにちは世界」した時の方が
簡単だったような印象。
あくまで、印象。
Apolloでどんなことをやったか、すっかり忘れてしまったので…(--;